ジャワのガムランと舞踊
ガムランは青銅打楽器を中心に編成されたアンサンブルです。ジャワやバリのものが有名ですが、東南アジアに広く存在し、3千年以上の歴史があると言われています。中部ジャワには8世紀頃に建てられた仏教遺跡・ボロブドゥールや同じ頃に建てられたヒンドゥ寺院・プランバナンなど多数の遺跡があります。いくつかの小さなイスラム国家が群雄する時代があり、16世紀末それらを統率するマタラム王朝が創始されました。オランダの東インド会社やオランダ政府に支配されていく過程の中で、マタラム王朝はスラカルタとジョグジャカルタのそれぞれの都にふたつずつ4つの王宮に分裂し、現在に至っています。それぞれの王宮の中では、長い年月をかけてジャワの祖霊信仰やヒンドゥ教を基礎としながらイスラム教をも取り込みながら、宮廷内の音楽家や舞踊家は緻密で繊細な芸術を作り上げていきました。
レッスンでよく使う用語集
用語
指の形
1 Ngruji ルジ
4本指を立てて、親指を中に入れる。主に左手。
2 Ngitihing ニティン
中指と親指で丸を作る。メインの指の形。
3 Nyempurit ニュンプリッ(ト)
ニティンから親指をずらす。主に右手。
4 Ngepel グプル
3本指でグーを握る。親指と小指を曲げる。主に男性舞踊。
首
・toleh / noleh トレー ノレー
あごを平行にしたまま左右を向くこと
・nyoklek ニョクレッ
鼻を動かさず頭を左右に動かすこと
・pacak gulu パチャッ・グル
ノレーとニョクレッを組み合わせて、あごを先頭にして、∞に動かすこと
動き・姿勢
・Silo シロ
腰を下ろしてあぐらで座ること。女性舞踊はカインで膝が開かず高くなるので、シロ・パングンPanggung(舞台)と呼ぶこともある。
・sembahan スンバハン
手を合わせて祈ること
・jengkeng ジェンケン
片膝を立てて座ること
・gedruk グドゥルッ
重心のかかってない方の足を回して、かかとの後ろでつく動き。指の付け根で床にしっかりと垂直に付く。
・nylekenting ニレクンティン
重心のかかっていない方の足の指を上げておくこと。両方にかかっている時は、両方足の指をあげる意識を持つこと。
・inset
重心移動をする時に、反対側の足の裏の内側ラインを体の面と平行に保つために、かかとを前に出す動き。かかとを出すことを意識しすぎて、体の面がねじれないように気をつけること。
・ukel ウクル
手のひらを胸側から外へ返した後、外から内側へ戻し手首を1回転させる動き。指はルジとニティンを使う。
・ukel jugag ウクル・ジュガッ(グ)
手のひらを胸側から外へ返した後、返さずに外から回して手首を立てる動き。サリ・クスモの冒頭の動き。
・seblak sampur スブラッ サンプール
手のひらでサンプールを払うこと
・encot encot ウンチョッ ウンチョッ
おヘソを中心に円運動をしながら重心を上下させる動き
・kiri キリ
左
・kanan カナン
右
・maju マジュ
前進
・mundur ムンドゥル
後退
・kicat キチャッ(ト)
歩くこと。横に歩く時は、足の裏をなるべく同時につく。かまぼこのような軌道。頭に位置が変わらない。左足が後ろ、偶数拍が右足。
・kicat kiri キチャッ(ト) キリ
左へ歩く
・kicat kanan キチャッ(ト) カナン
右へ歩く
用具
1 バティックの布
Kain panjang kainは布、panjangは長い。ジャワ語では、jarikと言います。
batikはろうけつ染のこと。ろうけつ染めする様子をモチーフにした舞踊もあります。
2 帯 stagen
幅と長さに種類があります。僕が使っているのは、バリのもので幅狭でかなり長いです。
男性は、色や柄の布で覆って使うこともあります。
3 腰に巻く布
sampur もしくはsonder, sampur sonder と呼びます。日本人は、サンプールと呼んでます。
ジョグジャのものは布だけですが、ソロのは端に金属などの装飾がつくものもあります。インドネシア各地にあるようです。
インドネシア語の数字
1satu サトゥ 2 dua ドゥア 3 tiga ティガ 4 empat ウンパッ
5lima リマ 6 enam ウナム 7 tujuh トゥジュー 8 delapan ドゥラパン