出張!ひるのダンス!

 

 

 

12月4日、
福岡市立南福岡特別支援学校で、
佐久間 新さん(ジャワ舞踊 舞踏手)の即興ダンスのワークショップ「出張!ひるのダンス!」を行いました。
「ひるのダンス」は佐久間さんが奈良県の福祉施設たんぽぽの家で定期的に行っているダンスワークショップです。今回は、福岡でも「ひるのダンス」をやってみることになりました。

 

高等部の授業の中で、1~3年生の7人の生徒さんとともに行います。
マットを敷いて、車いすやバギーから降りて、みんなで身体をほどいていきます。

はじめに佐久間さんの身体全体で日本とインドネシアの位置の説明があります。
私たちの身体がどんどん世界規模に広がっていくような不思議なお話でした。

 

そのあとは、すべすべの石を持って、音や感触を楽しんだり、
大きく呼吸をしたり声を出したり身体を伸び縮みさせたりしていきます。
そして、ジャワ舞踊の音楽ガムランを聴いて身体を思うままに動かしていたら、佐久間さんと1対1でのセッションがいつの間にか始まっていきました。
静かだったり激しかったり、それぞれの時間が、それぞれのダンスが、できていきます。

とてもぎりぎりのところまで、みんなの気持ちや身体が広がっていきます。

 

佐久間さんだけでなく、生徒たち本人も、そして先生たちも、そのぎりぎりのラインをハラハラしつつも楽しんでいるような、静かに興奮が続く時間でした。

 

初めての人と、目にみえる身体と目にみえない何かを近づけること、
距離や関係性をはかっていくこと、

ダンスとケアはすごく近いところにあるように思えた「ひるのダンス」でした。 

 

http://www.nicochan.jp/2017/12/18/shucchohirunodance/